格闘技イベント「ONE173」(11月16日、東京・有明アリーナ)開催が迫る中、依然として〝バカサバイバー〟こと青木真也(42)の出場が不透明なままとなっている。 青木は今年5月にシンガポールの格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」との選手契約が終了した。続く独占交渉期間も過ぎた後の優先交渉期間で日本の格闘技イベント「RIZIN」とも交渉したが「マッチング制度」を行った結果、次戦もONEに上がることが決定。このまま日本大会出場が決定すると思われた。 ところがその後、青木の出場のアナウンスはされず。とうとう大会まで1か月を切ってしまった。いったいどうなっているのか。青木を直撃すると「マジで、俺もどうなってるか分かんないんだよ。ONEに聞いても〝なしのつぶて〟なんだ」と声をしゃがれさせる。さらに「GLEATのT―Hawk戦を機に黒幕と仲たがいしたから、そのせいかもしれない…」と諦観を込めながら苦笑いした。 プロレスのリングでT―Hawk、永田裕志と続けて一騎打ちを行って好調さを見せており「異常にコンディションはいいんだよ」と〝出撃態勢〟は整っていると話す。ちなみにマッチングを行った以上、試合が行われるのは確実だが、その場所は日本大会には限らないとのこと。動こうにも動けない現状に青木は「ONEから芯をくった返答がないから、分かんないよ」とお手上げ状態なのだが、まさかこのまま〝欠場〟となってしまうのだろうか…。 だが、そんな周りの心配をヨソに青木は「そんなことより、今は鈴川さんだろ!」とメガネを光らせる。かつてIGFで同じ大会にも出場した大相撲の元力士「若麒麟」こと鈴川真一容疑者が、麻薬取締法違反(所持)の疑いで警視庁新宿署に逮捕された。これに「何より、誰も驚きもしないし、話題にもしないのがつらいよな。その点、X(旧ツイッター)を見てると、鈴木秀樹は同僚思いなのが伝わったよ」と感想を述べた。 最後に「もういいか? 俺は、KO―D前王者との戦いが待ってるから忙しいんだ」とピシャリ。DDT19日の東京・後楽園ホール大会で平田一喜とシングル戦を行う青木は「ここで勝って、俺はもう一度KO―Dを狙う! だから俺はもう行くぞ」と気合を入れつつ、水道橋方面に自転車で走り去った。