無資格で社会保険労務士の業務をした疑い、税理士と行政書士を逮捕

無資格で社会保険労務士の業務をしたとして、大阪府警は20日、大阪市の税理士法人「池上会計」天満橋事務所の代表で、税理士の池上和弘容疑者(39)=大阪府東大阪市菱屋西5丁目=と、法人の従業員で行政書士の広畑国明容疑者(46)=大阪市住吉区山之内3丁目=を社会保険労務士法違反容疑で逮捕し、発表した。 池上容疑者は容疑を認め、広畑容疑者は認否を保留しているという。 生活経済課によると、2人は共謀して6~7月、社労士資格がないのに、顧問先3社からの依頼で計4万円の報酬を得て、大阪労働局などへの労働保険の申告業務を代行した疑いがある。 昨年10月、大阪府社会保険労務士会からの申告で不正の疑いが浮上した。 府警は今年9月の家宅捜索で押収した資料などから、池上容疑者らが2022年4月以降、同様の業務を340件ほど引き受け、計約400万円を得ていたとみて調べている。(小島弘之)

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