公共工事の指名競争入札に参加させるため便宜を図った見返りに地元企業から接待を受けたとして、11月5日、小国町の元建設課長が逮捕されました。 事件を受け、渡邉誠次町長が5日夜に会見を開き謝罪しました。 小国町 渡邉誠次町長「町民のみなさま、関係者にご迷惑と心配をかけました。心より深くお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした」 小国町の建設課長だった小野昌伸容疑者(60)は、2023年6月から去年12月の間、町が発注する土木工事などの指名競争入札に地元企業を参加させた見返りとして、29回にわたり52万円相当の飲食や宿泊の接待を受けたとして収賄の疑いで逮捕されました。 また、便宜を受けたとされる地元の土木建設会社「伊藤組」の社長、伊藤英志容疑者(60)も接待をした贈賄の疑いで逮捕されています。 警察は2人の認否について明らかにしていません。 逮捕前に元建設課長の小野容疑者から聞き取りをした渡邉町長は、このように述べました。 渡邉町長「2人とも今まで町の利益のためにしっかり頑張ってきたので、懇親を深めながらしっかり話をしてきたと思います。その中で私は違法性はないと思っております」 また、自身の関わりについては。 ――接待を受けたことはない? 渡邉町長「ないです 大丈夫です」 その上で今後、明らかになる事実関係を踏まえて厳正に対処するとしました。