アメリカ・イリノイ州シカゴ近郊で10月31日、アメリカ国境警備隊の車両が関わる事故が発生した。 映像には、地面に押さえつけられ殴られる男性。乱暴に起こされ、そのまま車のドアまで引きずられていく様子や、捜査官が群衆に、催涙スプレーや銃のようなものを向けている様子が映っている。 移民捜査官が男性を繰り返し殴るなどの暴力行為を行い、逮捕までの一部始終が収められたこの映像が物議を醸している。 国土安全保障省の声明では、捜査官らは「煽り運転をされて」いて、「Uターンを試みた際にセダンが衝突した」と説明しているそう。一方、一部の目撃者によると、「捜査官が前方で急ブレーキをかけたため車が衝突した」との情報があり、主張が食い違っているという。さらに、逮捕時の暴力については、捜査官は「防御のための打撃」を加えたと説明しているそうだ。 事件直後の会見で市長は、移民捜査官が「人々を殴り、さらった」「これは激しい怒りを覚える出来事だ」と強く非難した。(『ABEMA NEWS』より)