「年金の過払い金があり還付金を受け取ることができる」とうその電話でATMを操作させた疑い 男子高校生を詐欺と窃盗容疑で逮捕 埼玉・蕨市

年金機構の職員を名乗って高齢女性にうその電話をかけ、およそ50万円をだまし取ったとして、埼玉県上尾市の男子高校生が逮捕されました。 電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで逮捕されたのは、上尾市の男子高校生(16)です。 高校生は、いわゆる「出し子」で、ことし9月、指示役などと共謀し埼玉県蕨市の女性(65)に年金機構職員を名乗り、「年金の過払い金がありATMを操作すれば還付金を受け取ることができる」などとうその電話をかけ、現金49万9246円を振り込ませた詐欺の疑いがもたれています。 また、上尾市内のコンビニエンスストアのATMで振り込ませた口座から現金49万8000円を引き出した窃盗の疑いが持たれています。 被害にあった女性は自身が振り込み操作をしていると認識しておらず、金融機関のATMで電話で指示されるがまま数字を入力していて、振込金額を入力したとは思っていなかったということです。 埼玉県警は49万9246円という金額について「キリのいい金額にしないことで、数字の羅列と誤認させて振り込ませた」「埼玉県で毎日あるような非常に多い手法」と指摘しつつ、「電話でお金のやりとりをすることはありえない。このような電話が来たら一旦電話を切り、親族や警察に相談してほしい」としています。

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