ライバル社の顧客データ不正入手か 引っ越し会社代表ら4人逮捕 転職予定者に指示

引っ越し代行サービスを展開する会社の代表ら4人がライバル会社の顧客データを不正に入手したなどとして逮捕されました。テレビ朝日のカメラは逮捕前の男の姿を捉えていました。 ■転職先から「入手してこい」 穏やかな表情で写真に収まるのは、法人向けの引っ越し代行サービスを展開する「ビズリンク」の代表・早川健容疑者(53)です。 ホームページには、次のような文言がありました。 「私たちが目指すのは、法人向け引越サービスにおいて『あると助かる“仕組み”』を創造し、引越手配の困りごとを解決しながら、日本の転勤引越を変革していくことです」 引っ越し業界の変革に必要だったということでしょうか。 早川容疑者ら4人は去年11月、同業のライバル会社から顧客データを不正に入手した疑いで警視庁に逮捕されました。 捜査関係者によりますと、早川容疑者はライバル会社からビズリンクに転職が決まっていた古吉祐太容疑者(37)に「顧客データを入手してこい」などと指示。 古吉容疑者は人がいない時間を狙って社内のパソコンから顧客データをスマートフォンで撮影したということです。 その後、データは河村宏樹容疑者(44)、鷹野哲生容疑者(50)へと渡り、鷹野容疑者が印刷して2人の従業員に見せたとみられています。 6月、ビズリンクが入るビルからは捜査員によって多くの段ボール箱が運び出されていました。 警視庁は盗み出した顧客データが実際の営業活動に使われた可能性もあるとみて調べています。 (「グッド!モーニング」2025年11月12日放送分より)

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