不審船制圧までの動きなど確認 漁協関係者や警察官がテロ想定し合同訓練 三重・志摩市

来年11月に三重県で「全国豊かな海づくり大会」開催されるのを前に、テロ発生を想定した合同訓練が3日、三重県志摩市志摩町の和具漁港で開かれました。 2016年の伊勢志摩サミットを契機に作られた「テロ対策三重パートナーシップ」が、三重外湾漁業協同組合の協力を得て開いたもので、警察や海上保安本部、漁協関係者の約60人が参加しました。 今回の合同訓練は、大規模イベントを控えた港で警察官が警戒中、イベント関係者らを標的にテロリストが港に侵入した、との想定で行われました。 関係機関が連携しながら、上陸したテロリストを制圧・逮捕したほか、漁港から逃走しようとする不審船をボートで追いつめて乗り移り、捕捉して制圧するまでの動きを確認しました。 また、テロリストが海中に捨てた不審物の回収を行うための潜水士も投入されました。 関係者は「不測の事態に備えた訓練が実施できた。テロ意識の醸成が図れたと思う。不審なもの、人を見かけたことがあれば、情報提供してほしい」と話しています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加