シャーロット、ノースカロライナ州、11月19日 (AP) ― 米南部ノースカロライナ州シャーロットで11月18日、法執行活動にあたっていた税関・国境警備局捜査員が、移民摘発に抗議する市民に包囲された。 銃で武装した警備局捜査員らは、同地のショッピングセンターで、連邦移民当局の行動を監視するボランティア1人を拘束した。 移民当局が週末にかけて同州最大の都市シャーロットで一斉摘発を行い、130人以上を逮捕したと発表した。 トランプ政権はすでにロサンゼルスとシカゴで移民取り締まりを実施しているが、ノースカロライナ州での動きは驚きだった。 シャーロットと州都ローリーの市長は、州知事と同様民主党員だが、3人はいずれも国の政治闘争に介入することで知られる人物ではない。分断された政府が常態化しているこの州では、特に州知事が共和党が支配する州議会と協調を図ってきた。同州選出の 2人の連邦上院議員は、いずれも共和党員であり、トランプ大統領は過去の大統領選挙で同州を制している。 国土安全保障省は、一部の管轄区域で地方当局と移民当局間の協力を制限する、いわゆる「聖域政策」が実施されていることを理由に、ノースカロライナ州に焦点を当てていると述べている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)