県民の警察官 横手警察署吉田駐在所・石川昭人巡査部長 秋田

長年にわたり秋田県民の生活を守り続けてきた警察官を表彰する「県民の警察官」ライブニュースあきたでは2025年の県民の警察官に選ばれた2人を紹介しています。 登校中の中学生たちに元気よくあいさつをする警察官。 横手警察署吉田駐在所に勤務する石川昭人巡査部長・61歳です。 石川巡査部長は警察官人生38年間のうち22年間を地域部門に従事し地域住民が安心安全に過ごすための地域の見守り活動や子どもたちへの交通安全教育、さらには特殊詐欺防止の啓発活動にも取り組んでいます。 そんな石川巡査部長が警察官になろうと思ったのは小学生のときに県警機動隊の警察官から剣道を教わったことがきっかけでした。 横手警察署吉田駐在所・石川昭人巡査部長: 「礼儀や困った人に手を差し伸べることについて色々と教えてもらった。自分も警察官になって人のために仕事ができればと警察官を志した。」 秋田市の大学を卒業後1987年に念願の警察官になった石川巡査部長。 地域警察官として現場に出ると昼夜を問わず多くの悲惨な交通事故と向き合うことになりました。 横手警察署吉田駐在所・石川昭人巡査部長: 「ご祝儀に向かうと途中に正面衝突の交通事故で亡くなった高齢夫婦や単独事故で助手席の親友を亡くした事故。交通事故は誰も起こそうと思って起こすわけではないが一瞬で人生を変えてしまう事故なので、なんとか1件でも悲惨な事故を減らそうと思い、今の仕事に勤務している。」 20年以上の地域部門のうち12年余りを交番や駐在所で勤務、現在は1人で駐在し交通事故を1件でもなくそうと地域の安全のために活動しています。 そんな石川巡査部長には心に刻む座右の銘があります。 横手警察署吉田駐在所・石川昭人巡査部長: 「率先垂範。どんなに汚い仕事、嫌な仕事に声を出してやってみる。腰を軽く現場に行ってみることを心掛けている。」 石川巡査部長の思いは後輩たちにも引き継がれています。 横手警察署増田幹部交番・茂木龍巡査: 「私の中で一番お手本になるような警察官の先輩になる。日頃の仕事もだが、市民や地域住民に対する態度がお手本になる。」 横手警察署吉田駐在所・石川昭人巡査部長: 「まめでらんすか。いがったんす。いつもまめに元気でニコニコしているから、いがったんす。わからないことや困ったことあったら駐在所に電話下さい。」 子どもたちへの交通安全の啓発特殊詐欺防止の巡回など地域との関わりも大切にしています。 地域住民: 「石川巡査部長はすごい親しみやすくて何でも話しやすい。地域の何でも屋、お友達という感じ。なんでも相談できるお巡りさん。」 小学校3年生から剣道を続けている石川巡査部長、逮捕術では全国大会に出場した経験もあり現在は県警の特別訓練員として若手警察官に磨き上げた技を伝えています。 横手警察署吉田駐在所・石川昭人巡査部長: 「県民のために人のためにが警察官の仕事。逮捕術は物を持っていようがいまいが守らなければいけない人の前に立つ。一歩前に出るという気持ちを後輩たちには持ってもらいたい。」 地域を愛し地域を守り続けてきた石川巡査部長。 理想の警察官像について聞いてみました。 横手警察署吉田駐在所・石川昭人巡査部長: 「一つでも親しみを持って声をかけてもらえる。制服を着ていなくても声をかけてもらえるような地域の人たちに名前を覚えてもらえるような活動をしていきたい。」 地域の安全を守る石川巡査部長の活躍は続きます。 横手警察署吉田駐在所・石川昭人巡査部長: 「秋田県民の安心と安全を守ります!」

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