延焼免れた1棟の住民の一時帰宅を許可 香港マンション火災から1週間

香港の高層マンションで大規模火災が起きてから1週間となった3日、唯一、延焼を免れた建物に住んでいた住民たちの一時帰宅が許可されました。 先月26日に香港の高層マンションで起きた大規模火災では、これまでに156人が死亡、79人がケガをしていて、現在もおよそ30人と連絡が取れていません。 今回の火災では、8棟のマンションのうち7棟が延焼しましたが、唯一、被害を免れた1棟のマンション住民に対しては、3日と4日の2日間、貴重品などを回収するため、一時帰宅が許可されました。 火災をめぐっては、修繕工事で使用されていた保護ネットの一部が防火基準を満たしていなかったことが指摘されていて、過失致死の疑いでこれまでに工事業者ら15人が逮捕されています。 香港政府トップの李家超行政長官は、火災の原因を調査するため政府から独立した委員会を設置し、真相究明を急いでいます。

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