「余罪は全国に渡る」愛知の男2人が長崎で空き巣 無施錠の勝手口から侵入、検察は余罪も追起訴へ

長崎県で無施錠の家に侵入し現金などを盗んだとして、住居侵入と窃盗の罪に問われている愛知県の男2人の初公判が5日開かれました。2人は全国を移動しながら犯行を繰り返していたと見られています。 住居侵入と窃盗の罪に問われているのは、愛知県あま市に住む31歳の電気通信業の男と、愛知県額田郡に住む25歳の電気通信業の男です。 起訴状によりますと、2人は共謀の上、10月7日午前9時25分頃~午後1時55分頃にかけて、長崎県雲仙市瑞穂町の男性の自宅に無施錠の勝手口から侵入し、現金およそ7万円と商品券19枚など21点(時価合計約2万9,000円相当)を窃取したとされています。 5日に長崎地裁で開かれた初公判で、2人は「間違いありません」と述べ起訴内容を認めました。 逮捕時の警察の調べによりますと、2人は犯行を終えた午後2時頃、長崎県諫早市を県外ナンバーのトラックに乗り走行していたところ警察から職務質問を受け、所持品の中に被害者の男性の保険証があったことを警察に指摘されたことから、空き巣に入ったことを自供したとされています。 検察官は冒頭陳述で、2人がいとこ関係にあり電気通信業の個人事業主として全国を移動しながら仕事をしていたこと、その生活の中で空き巣に入ることを思い付き、全国で空き巣に入るようになったと指摘しました。 検察は今後、全国に渡る余罪の一部についても追起訴する方針です。

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