盗撮グループの北海道の教諭、起訴内容認める 名古屋地裁で初公判

教員グループによる女児の盗撮画像共有事件で、性的姿態撮影等処罰法違反などの罪に問われた北海道千歳市立中教諭の男(41)=北海道北広島市=の初公判が16日、名古屋地裁であり、男は「間違いありません」と起訴内容を認めた。 検察側は冒頭陳述で、男が盗撮をするようになった経緯を明らかにした。男は3~4年前からSNSで他の中学校教諭とやり取りし、女児の盗撮画像をもらって見るようになった。 自分も盗撮をしたいと考えるようになり、その教諭にやり方を教わり始めたという。 数年前からは別のSNSで、教員が女児の裸の盗撮画像を共有しあうグループチャットに参加。男も投稿目的で盗撮に及んでいたという。 起訴状などによると、男は今年6月~7月、道内の中学校で、着替え中の当時12~13歳の少女2人をペン型カメラで盗撮したとされる。 また道内の中学校で昨年10月、盗撮をしようとして未遂に終わったほか、今年1月に少女(当時14)の下着を撮影する目的で女子トイレに侵入したとされる。 逮捕容疑のうち、グループチャットに撮影動画を投稿したとされる容疑については不起訴となっている。 男は2023~24年、道内の施設で着替え中だった当時12歳の女児3人を盗撮し、児童ポルノを製造した児童買春・児童ポルノ禁止法違反などの罪でも起訴されており、次回公判から合わせて審理される見通し。 一連の事件では、グループのメンバーとされる愛知や神奈川、東京など5都道県の教員計7人が逮捕、起訴されている。(松本敏博) ◇ 被害者側への配慮から、デジタル版では被告名を匿名としました。

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