1月28日、フジテレビは、報道局で働いていた社員の懲戒解雇を発表した。ほかの社員が入手した情報を競合他社に漏えいしており、会社の内部情報も含まれていたという。 「複数のメディアの報道によれば、この男性社員は、週刊誌などに情報漏えいをおこなっていたとのことです。フジテレビによると、同社の再生・改革に向けたコンプライアンス(法令順守)に関する取り組みを進める過程で、この事実が確認されたといいます」(スポーツ紙記者) フジテレビは、中居正広の女性スキャンダルに端を発する一連の問題で、2025年にスポンサー離れが相次ぎ、現在は信頼回復に向け、再生の取り組みを進めているさなかだ。しかしながら、社員のスキャンダルが相次いでいる。Xでは 《こんなのが横行してる業界なのかと思うとゾッとする》 《ガバナンスが崩壊してますね》 といった憂慮の声も並ぶ。 「2025年6月23日には、男性プロデューサーがオンラインカジノを利用した常習賭博の疑いで逮捕されています。この人物は、マツコ・デラックスさんらによる人気番組『アウト×デラックス』の立ち上げ人として知られ、マツコさんが彼の借金の肩代わりをしていたこともあると『NEWSポストセブン』で報じられました。プロデューサーはフジテレビを懲戒解雇となり、懲役1年、執行猶予3年の判決を受けています」(前出・スポーツ紙記者) 2026年1月には、人気バラエティ番組『千鳥の鬼レンチャン』の総合演出を務めた男性プロデューサーにるパワハラが、「文春オンライン」に報じられた。 「記事によれば、このプロデューサーは、ほかのスタッフの前で部下を恫喝したり、殴る蹴るなどの暴力行為をはたらいたりするなどしたほか、女性スタッフへのセクハラ行為も取りざたされています。2025年12月以降、収録現場から姿を消し、番組を降板させられたようだと伝えられています」(同前) バラエティ、報道と部署は違えども、短期間で社員の不祥事が次々と報じられたフジテレビ。引き続き、組織に対する批判はまぬがれないと語るのは業界関係者だ。 「一連の不祥事は、社員が個人的に起こしたトラブルというより、会社の体質が根底にあったとする意見が、ネットには多いようです。しかし、報道の部署を担当する社員などの場合は、社内外を問わず仲間内で情報を共有し、取材を進める文化もあります。ここまで処分されたということは、相当深刻な事態だったのかもしれません。これで、フジテレビの記者は取材がしづらくなったり、他社との交流が減ったりする可能性があります」 信頼回復のゴールは、さらに遠のいてしまった。