寒河江市で、2人組の男から現金80万円を奪われたとされていた強盗事件は自作自演だったとして、被害を届け出ていた消防職員の男が19日夜、偽計業務妨害の疑いで逮捕されました。男は容疑を認めているということです。 逮捕されたのは、西村山広域行政事務組合消防本部朝日分署の署長で寒河江市柴橋の佐藤光征容疑者(54)です。 警察の調べによりますと、佐藤容疑者は18日夕方、大江町左沢にある「県朝日少年自然の家」の敷地内で、居合わせた男性に現金80万円を奪われたなどとうそを言って110番通報させて警察に検問などを行わせ、業務を妨害した疑いです。警察の調べに対し、容疑を認めているということです。 佐藤容疑者は当初、寒河江市内で2人組の男に包丁のようなものを突きつけられたなどと話し、手足を縛られた状態で発見されていました。 警察は大規模な検問のほか、周辺の聞き込み、防犯カメラの解析などを実施。一方で、佐藤容疑者の供述には不審な点があり、警察に追及された結果、うその供述を認めたということです。また、自分で手足を縛ったとみられています。警察は佐藤容疑者の動機を調べています。 佐藤容疑者が所属する西村山広域行政事務組合消防本部は20日午後、記者会見を開き、職員の逮捕に関して説明することにしています。