ビル・ゲイツが講演を突如中止に 「エプスタイン・ファイル」の新事実が揺さぶるビル・ゲイツの信用

慈善活動家でマイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツは、ジェフリー・エプスタインと関係を維持していた公人に対する新たな精査が強まるなか、インドで開かれる人工知能(AI)サミットでの基調講演を中止した。 ゲイツは19日に講演をおこなう予定だったが、その直前、ビル&メリンダ・ゲイツ財団が短い声明を出した。ゲイツ財団はSNSのXを通じて、「慎重に検討した結果、またAIサミットの主要な優先事項に焦点が当たり続けるようにするため、ゲイツは基調講演をおこないません」と発表している。 声明ではエプスタインに具体的には触れなかった。だが、米司法省が最近、数百万ページに及ぶEメールやテキストメッセージ、写真を公開したことで、ゲイツへの注目が再燃している。 新たに公開された2つの文書で、エプスタインは自分宛てのメモに、ゲイツが不倫関係にあったことを示唆する内容や、「ロシア人女性たちとの性行為の結果に対処するため」に薬物を入手しなければならなかった、と記していた。 ゲイツの代理人はこれらの文書について、「不満を抱えたことが証明されている嘘つきによる主張であり、まったくもって馬鹿げた、完全なる虚偽だ」と述べている。 有罪判決を受けた性犯罪者であるエプスタインとゲイツが何度も面会し、慈善基金の設立の可能性について協力していたことは、2019年にエプスタインが勾留中に自殺した直後から公知の事実だった。 だが、ゲイツやその代理人とエプスタインとの間で交わされた膨大なメッセージ、そして司法省が身元保護のために女性の顔を黒塗りにして公開したゲイツの写真は、両者の関係の深さについて新たな疑問を投げかけている。 「エプスタイン・ファイル」の公開は、多くの有力者たちに影響を及ぼしている。19日、英国警察は、英通商特使を務めていた当時に機密情報をエプスタインと共有したとの容疑で、かつてアンドルー王子として知られたアンドルー・マウントバッテン=ウィンザーを逮捕した。 また、ノルウェーのトルビョルン・ヤーグラン元首相も、エプスタインから受け取った可能性のある贈り物や旅費、融資に関連して「重大な汚職」の罪で起訴された。

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