詐欺被害金を不動産取引に偽装か 資金洗浄役の39歳容疑者を逮捕

不動産の取引を装って詐欺事件の被害金をマネーロンダリング(資金洗浄)したなどとして、警視庁特別捜査課は26日、埼玉県戸田市喜沢1の職業不詳、武村維先容疑者(39)を詐欺と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)容疑で逮捕したと発表した。詐欺事件の被害金が振り込まれる複数口座を管理していたとみられる。 警視庁によると、日本で不動産を買いたい中国人の支払いを代行して中国元を受け取る資金洗浄グループがあり、武村容疑者は詐欺事件で得た金の洗浄に携わっていたという。 逮捕容疑は、警察官を装って2023年9~11月、神奈川県綾瀬市の70代男性から6500万円を詐取。そのうち500万円を正規の取引とみせかけて不動産業者の口座に入れて隠したとしている。認否を明らかにしていない。 資金移動は短時間で行われ、男性が金を振り込んだ5分後、その一部が業者へ送られていた。直後に武村容疑者が別の洗浄役に「送金した」と送ったメッセージが確認されたという。一連の事件はカンボジアを拠点とする特殊詐欺グループが主導し、トップの中国籍男性らが組織犯罪処罰法違反容疑などで逮捕、起訴されている。【長屋美乃里】

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