2025年4月、保育士の女性を殺害し宮城県岩沼市の海岸に遺棄したなどとして、4つの罪で起訴された男の裁判員裁判の初公判が2026年3月、仙台地方裁判所で開かれます。初公判に向け、男に対する厳罰を求めて1万4000人分を超える署名を集めた被害者の友人の思いに迫ります。 國井梓さん: 「こんにちは、宮城県女性保育士殺害事件、嘆願書活動を行っています。1人でも多くの人に署名をお願いしています。協力お願いします」 2025年12月、寒空の仙台市中心部に署名活動をする人たちの姿がありました。4月に殺害された行仕由佳さん(当時35)の友人ら6人です。 署名活動に参加した友人: 「相手の人が涙ぐんだりしていると止めようと思ってもだめ」 國井梓さん: 「泣きながらやろう」 活動の発起人は行仕さんと高校生時代からの友人、國井梓さん。遺族の了承を得て、厳罰を求めるための署名活動を始めました。 國井梓さん: 「こんにちはー…だめだ、喋られなくなっちゃった」 ■海岸で発見された遺体 殺人・死体遺棄事件として捜査 中村洋輝記者: 「女性の遺体が見つかったのは、この先の海岸です。現在は規制線がはられ立ち入りができなくなっています」 行仕さんが遺体で見つかったのは2025年4月13日。岩沼市下野郷の海岸で、散歩中の人が発見しました。行仕さんは何者かに胸などを刺されて殺害され、波消ブロックの隙間に遺棄されていました。 県警は110人態勢で捜査本部を設置し、殺人・死体遺棄事件として捜査しました。行仕さんが遺体で発見されてからおよそ2週間後、事件は動きました。 県警 宮澤伸育刑事部長: 「本日、死体遺棄で被疑者を逮捕しました」 警察は、行仕さんの遺体を遺棄した疑いで、行仕さんの知人で無職の佐藤蓮真被告(22)を逮捕しました。その後、行仕さんの胸などをペティナイフで刺して殺害したとして、佐藤被告は殺人や死体遺棄など4つの罪で起訴されました。 ■「この人がいるから大丈夫」亡くなった唯一無二の親友 亡くなった行仕さんは、唯一無二の親友だったと話す國井さん。行仕さんは人に弱みを見せるのは苦手なタイプでしたが、本当につらい時には國井さんに相談を持ちかける親しい仲でした。