東京大は31日、研究費151万円を私的に流用したとして、医学部准教授、松原全宏(たけひろ)被告(53)=収賄罪で起訴=を懲戒解雇したと発表した。30日付。 発表によると、松原被告は2018~25年、39回にわたり、親族に使用させるための物品や自身が購入した物品の代金を大学に請求し、研究費151万1920円を私的に使ったという。 東大は斉藤延人副学長名で「本学教員としてあるまじき行為であり、かかる行為は決して許されるものではなく、厳正な処分をした。このことを厳粛に受け止め、再発防止にあたっていく」とのコメントを出した。 松原被告は、東証プライム上場の医療機器メーカーが扱う機器を優先的に使う見返りとして、21~23年に東大病院名義の口座に計80万円を振り込ませ、うち70万円近くを賄賂として受け取った疑いで25年11月に警視庁に逮捕され、12月に収賄罪で起訴された。【斎藤文太郎】