警視庁は7日、幹部や署長ら約260人を集めた署長会議を開いた。春の異動後の初の署長会議で、筒井洋樹警視総監は3月に発生したストーカー殺人事件や中国大使館侵入事件などに触れ、対策を徹底するように指示した。 ストーカー殺人事件は3月26日に発生。池袋で元交際相手の男からストーカー行為を受けていた女性(21)が刺殺された。筒井氏は「(DVやストーカー、虐待などの)人身安全関連事案は事態が急展開して重大事案に発展する恐れが極めて高い」と指摘。認知段階から同庁本部の専門チームが確実に管理した上で、危険性や切迫性を的確に判断するよう求め、「常に最悪の事態を想定しながら、被害者らの安全確保を最優先にした迅速かつ的確な対処を徹底するように」などと述べた。 また、筒井氏は、港区の中国大使館に侵入したとして、3月に自衛官が逮捕された事件についても言及。外国公館関連施設の警備環境を再確認▽抽出した課題への改善策の迅速かつ確実な実施▽警戒警備の徹底――などを指示した。(八木拓郎)