「売掛禁止」で大変貌を遂げた歌舞伎町ホスト…じつは女性利用客に思いもよらない被害が出ていた

歌舞伎町で売掛が禁止になって、約半年が経過した。「売掛」がなくなった歌舞伎町はいま、どのように変化したのか。売掛があった時代に遊んでいたホス狂いの女性はいまどのように生きているのか。取材や聞き込みをもとに、その実状に迫った。 売掛とは、いわば「ツケ払い」のようなシステムのことを指す。 ホストクラブではこれまで、女性客が来店する際に売掛をし、その客にある程度収入が得られたタイミングや月末の決められた期日までにまとめて料金を支払ってもらう、という遊び方を採用していた。 一見すると便利なシステムであるが、これを逆手にとったホストが無理やり高額な売掛を迫ったり、実際に強引に売掛をして女性の支払い能力を遥かに超える金額となり、首が回らなくなったところで、女性を売春行為や風俗店に斡旋するという問題が起きていた。 それによって、昨今問題になっている”パパ活女子”による、詐欺行為が発端となり明るみに出たことで、大きく問題として取り上げられた。 記憶に新しい事件としては、23年8月、りりちゃんこと渡辺真衣容疑者(当時25)が男性の恋愛感情を利用して現金をだまし取る手口を記載したマニュアルを販売したなどとして、詐欺ほう助の疑いで逮捕されたのが印象的である。

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