就労資格のないタイ人を農園に紹介して不法就労させたとして、埼玉県警は13日、草加市北谷2の無職、スズキ・チャリヤ容疑者(62)、長野県須坂市須坂の同、クドウ・ラッチャニー容疑者(74)らタイ国籍の女性3人を入管法違反(不法就労あっせん)容疑で逮捕した。 逮捕容疑は2025年5月、就労資格がないタイ人2人を長野県飯綱町のリンゴ農園の経営者に紹介し、雇用させたなどとしている。 県警によると、同年6月には同県須坂市内のぶどう農園で、10月にも茨城県内の飲食店で雇用主に不法就労者を紹介して、働かせていたという。県警は容疑者らがあっせんの見返りの報酬も得ていたとみている。 また、タイ国内にもあっせんに関与した人物がいるとみられる。不法就労者のタイ人は同国内のあっせん役から入国手続きなどの助言を受け、観光での短期滞在を装って入国していたという。 県警は1月、3容疑者からあっせんを受けた雇用主も同法違反(不法就労助長)容疑で逮捕しており、実態解明に向けて調べを進めている。【板鼻歳也】