シチズン時計(東京都西東京市)の幹部の立場で腕時計を持ち出して売却したとして、警視庁捜査2課は27日、業務上横領の疑いで、同社元社員の本間欣哉容疑者(57)=静岡県熱海市=を逮捕した。調べに対し、「お金が欲しいと思い、やった」と容疑を認めている。 逮捕容疑は令和元年12月ごろ~2年2月ごろ、シチズンの子会社倉庫にある腕時計8本(計約220万円相当)を持ち出し、新宿区内の買取店に売却したとしている。 捜査2課によると、本間容疑者は事件当時、本社営業部門の課長で宣伝などのために在庫を持ち出せる立場にあり、在庫管理システムを利用して腕時計を不正に取り寄せていたとみられる。 本間容疑者は、6年に社内で棚卸での商品確認を徹底する方針が出された後に行方をくらました。同社は同年10月に容疑者を懲戒解雇し、警視庁に相談していた。 捜査2課は、本間容疑者が元年12月ごろ~6年4月ごろにかけて、複数回にわたり腕時計約420本(計約9600万円相当)を売却し、3000万円以上を得たとみている。私的な飲食代や交際相手との宿泊費、ゴルフ代などに充てた疑いがあり、全容解明を進める。