北海道旭川市で2024年4月に留萌市の女子高生(当時17歳)が殺害された事件で、監禁と殺人、不同意わいせつ致死の罪に問われた内田梨瑚(りこ)被告(23)の裁判員裁判が28日、旭川地裁(田中結花裁判長)であった。内田被告と共謀したとして監禁容疑で逮捕され、第一種少年院送致の保護処分となった少年=事件当時16歳=の証人尋問があった。 少年は女子高生が殺害された旭川市の神居古潭に連れて行かれる前に内田被告らと別れて帰宅。4月19日未明に「止める人がいなかったので心配になった」と内田被告にSNSの通話機能で連絡。ビデオ通話に切り替わり、つり橋の上で全裸にされた女子高生が暴行されているのを見たと証言した。 最終的に画面が真っ暗になり、「早く行こう」という内田被告の声と立ち去る足音は聞いたが、その間の女子高生の悲鳴や川に落ちる音は「聞いていない」「覚えていない」などと述べ、証言にはあいまいさが残った。 女子高生が川に転落した経緯を巡っては、内田被告側は橋に残して立ち去り、転落は見ていないと主張。内田被告と共謀したとして殺人の罪などに問われた無職女性(21)=懲役23年が確定=は27日の証人尋問で、内田被告が女子高生を押して転落させた後、立ち去ったと証言した。【横田信行】