バッグひったくり女性にケガさせたか 群馬の男2人を逮捕 強盗致傷の疑い 山梨

去年9月、甲斐市の住宅街で76歳の女性がバッグをひったくられ、転倒してけがをした事件で警察は25日までに、群馬県の男2人を逮捕しました。 強盗致傷の疑いで逮捕されたのは群馬県館林市の自称・重量とびの19歳の少年と群馬県太田市の無職、窪田優宜容疑者(26)です。 県警によりますと、2人は共謀の上、去年9月10日午後5時ごろ、甲斐市内の住宅の駐車場内で、この家に住む76歳女性が所持していた財布や携帯電話などが入ったバッグを奪い逃走した疑いです。その際、女性は転倒して右ひじなどに軽いけがをしました。 被害女性などによりますと、事件当時は娘と一緒に買い物から帰ったところを若い男に声をかけられたということです。 現場にいた被害女性の娘 「(男が)『南アルプスにはどうやって行くんですか』と言ったんで、『信号機を右に行けば南アルプスですよ』と言って。普通は携帯電話を持っていると思うので、携帯電話で調べればいいじゃんと言ったら、『水没してしまって(使えない)』と言って」 被害女性(76) 「娘は『忙しいからどいてください』と言って(家の中に)入っちゃって。私が一人になった瞬間に、『忙しいですか』と言って、持っていた手提げバッグをいきなり取って。私、引きずられたんですよね。引きずられてここ(駐車場)へ落ちちゃって、そこの車止めにひざを打って、腕もけがをしたんですけども」 逃げた男は車で逃走したとみられ、警察は逮捕した2人のうち1人が実行役で、1人が逃走のため車で待機していたとみて調べています。 周辺の防犯カメラの映像などから2人が浮上し、19歳の少年は2月19日、窪田容疑者は3月25日に逮捕されました。警察は2人の認否について、明らかにできないとしています。 現場は釜無川スポーツ公園付近の住宅密集地で、警察が詳しい犯行の経緯などを調べています。

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