岐阜県の高齢女性がウソの投資話を巡り現金300万円をだまし取られた特殊詐欺事件で、新たに埼玉県の20代の女が7日、愛媛県の警察に逮捕されました。この事件は松山市内の高齢者が現金800万円をだまし取られた事件で発覚していて、警察は余罪があるとみて調べています。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、埼玉県川口市に住む無職の女(26)です。 警察の調べによりますと女は共謀者らと6月下旬、岐阜県内の70代女性に証券会社の社員を名乗って「投資をする権利がある」などとウソを電話。権利をほかの人に譲ることを承諾されたあと金融機関の職員を装って電話し「名義を譲ったら犯罪」と言いがかりをつけ、8月に現金300万円を指定された住所に宅配便で送らせだましとった疑いがもたれています。 この事件を巡っては、松山市内の高齢者が現金800万円をだまし取られた事件で都内の男を逮捕していて、余罪の追及で女を割り出しました。女の容疑は明らかにされていません。 女は現金が入った宅配便を受け取った「受け子」で、男に渡していたと見られています。 警察は女が闇サイトで役割を担ったとみていて、余罪の追及や組織の役割の解明を進めています。