マカオ治安警察局は1月7日、拾得物を届け出せず不当に占有した2つの事案について、同月3日に男2人を逮捕したと発表。 1つ目の事案は、昨年(2024年)11月21日に発生。市民からコタイ地区までタクシーを利用したが、降車した後に8000人民元(日本円換算:約17万円)相当のスマートフォン1台を置き忘れたことに気づき、捜索を試みたが発見に至らず、何者が拾って持ち去った可能性があるとの通報が寄せられたとのこと。 通報を受けた同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムと通報者から寄せられた情報を活用してこれを拾った男の割り出しに成功。事件発生から1ヶ月以上が経過した1月3日、通報者がタクシーを降りた場所付近で容疑者の中国人(中国本土居民)の男=30代シェフ=を発見し、逮捕した。男は同局の調べに対して容疑を否認したが、タクシーの車内カメラでこの男がスマートフォンを拾う一部始終が確認できたという。