京都刑務所の刑務官を収賄罪で起訴 受刑者に20万円で便宜約束か

受刑者に便宜を図る見返りに現金を受け取る約束を交わしたとして、京都刑務所(京都市山科区)の刑務官が収賄容疑で逮捕された事件で、京都地検は3日、刑務官の吉沢峻匡(たかまさ)容疑者(28)=同区=を収賄罪で起訴し、発表した。 また、受刑者の下浜和希容疑者(34)と松本優容疑者(39)を贈賄罪で起訴した。 ドス・サントス・ウェリントン・ルイス・ヒデアキ・ナガテ受刑者(42)を京都区検が贈賄罪で略式起訴したことも明らかにした。 地検は4人を7月14日に逮捕していたが、発表していなかった。地検は「捜査に与える影響を考慮し、処分時に発表することが適切だと判断した」としている。 4人の認否はいずれも明らかにしていない。 起訴状によると、吉沢容疑者は今年3月、受刑者3人に生活面で有利な取り計らいをする見返りに、現金20万円を受け取る約束をしたとされる。 京都刑務所の高野洋一所長は「当所職員が起訴されたという事実について、大変重く受け止めております。公判の状況を見極めつつ、事実関係が明らかになった段階で厳正に対処してまいります」とコメントした。 一方、下浜容疑者と松本容疑者の代理人弁護士は3日に会見し、2人は吉沢容疑者から金銭を要求されたと主張しているとして、吉沢容疑者を特別公務員暴行陵虐罪などで刑事告訴したと明らかにした。 京都刑務所では2014年にも、外部への不正連絡など受刑者に便宜を図って現金を得る約束をしたとして、刑務官が加重収賄罪で有罪判決を受けている。(佐藤道隆)

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