病院で点滴チューブに大便混入か 患者に対する殺人罪で看護師を起訴

千葉県柏市の病院で入院患者の点滴用チューブに大便を混入させて殺害したとして、殺人容疑で逮捕された古川美由紀容疑者(51)について、千葉地検は4日、殺人罪で起訴し発表した。捜査関係者によると、起訴内容を否認しているという。 起訴状によると、古川容疑者は1月30日午前3時55分ごろから56分ごろの間に、看護師として勤務していた柏市の柏たなか病院で、殺意をもって、男性患者(当時75)の点滴用チューブから静脈内に大便を注入し、被害者を敗血症による多臓器不全で死亡させたとされる。 病院の説明では、男性患者の容体が急変した後、駆けつけた看護師長が点滴のチューブが茶色に変色していることに気付き、滅菌カップに入れて足元に置いた。 千葉県警の捜査関係者によると、この滅菌カップの付着物と、男性の血液や古川容疑者の看護服のポケット内から検出された便由来の細菌の遺伝子情報が一致。県警は、男性の死亡につながった細菌と古川容疑者を結びつける重要な証拠と判断したとみられる。 病院内の防犯カメラには、古川容疑者が事件直前に院内の排泄(はいせつ)物を保管・処理する部屋に出入りし、その後に男性の病室に出入りする様子も映っていた。古川容疑者のスマートフォンには事件後に「便注入、死ぬか」という趣旨の言葉を検索した履歴もあったという。 チューブに便を注入した器具は特定されていないが、県警は注入に使われた可能性のある注射器を押収している。 捜査関係者によると、事件前に古川容疑者と男性の間でおむつ替えなどをめぐるトラブルがあり、男性は担当変更を求めていたという。(伊藤未来、植松敬)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加