刑事裁判をやり直す「再審制度」の課題を多くの人に考えてもらいたいと、札幌市で、元厚生労働省事務次官で冤罪被害者の村木厚子さんが講演しました。 村木厚子さん 「嘘の情報を教えられたり、脅されたりっていうことが取り調べの中でいっぱいあって、本当にショックでした」 「ある程度正義の味方だと思ってたし、思いたかった」。 先月、再審制度の見直しを含む改正刑事訴訟法が成立したことを受け、北海道大学で、冤罪被害者の村木厚子さんの講演会が開かれました。 厚労省の局長だった村木さんは、2009年に、障がい者団体向けの郵便割引制度を利用するため公文書を偽造した容疑で逮捕され、164日間の勾留を経て、無罪判決を受けました。 村木さん 「刑事裁判はとても難しい。良い仕組みを作る努力と、戦っている被告人の人たちを支える周りの力があれば、ちょっとずつ良い方向に変わっていくと思います」 講演会には市民300人以上が参加し、法律が改正された後も、証拠開示が限定的であることなど、再審法の課題について考えを深めました。 訪れた人 「きょう来てよかったですね」 「個人の正義だけでは走り出したらどうしようもないのかなって、怖いなと思いました」