1994年に福岡県久留米市で発生した強盗致傷事件を巡って佐賀県警が今年7月に逮捕した男(57)が、32年前のバイク1台の盗難事件に関与していたとして、県警は19日、窃盗の疑いで再逮捕した。強盗に使う目的で盗んだとみている。 再逮捕したのは住所不定、無職の男。再逮捕容疑は、共謀して94年11月11日、佐賀市鍋島6丁目のマンション駐輪場で、当時20代の男性が所有していた中型バイク(時価35万円相当)を盗んだ疑い。容疑を認めている。 県警組織犯罪対策課によると、強盗致傷事件はバイクの盗難から1週間後に発生した。96年には暴力団組員が事件の共犯者として逮捕されていた。 また、佐賀地検は19日、容疑者を強盗致傷罪で起訴した。起訴状によると、共謀して94年11月18日、久留米市のマンションで男性の頭を鉄パイプのようなもので殴り、現金約66万円が入った手提げバックを奪うなどしたとしている。 容疑者は事件後、フィリピンに逃亡していたため、いずれの事件も国外にいた期間は時効が停止し、時効は成立していなかった。(取材班)