楽天モバイルの通信回線不正契約疑い 福島署、19歳男を逮捕 数百件転売か

他人のIDやパスワードで楽天モバイルの通信回線を契約、転売したとして、福島署は26日午前8時半ごろ、不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いで、東京都東村山市の無職男(19)を逮捕した。男は昨年10~11月に、同様の手口で数百件の通信回線、数十万円分を転売したとみられる。福島県警は男が犯罪行為の道具を調達する「道具屋」とみて調べている。 逮捕容疑は、昨年11月6~16日の間、大手IT企業「楽天」のシステムに、石川県や山梨県などの5人のID、パスワードを入力するなどして10回にわたり不正にアクセスした疑い。またログインした状態を利用して5人の名義で楽天グループ会社の楽天モバイルと通信回線を契約し、不法な利益を得た疑い。県警によると、男は「金が欲しくてやった」などと容疑を認めている。 県警によると、男は入手した通信回線を使用するための「eSIM」の2次元コードを、秘匿性の高いアプリで1件当たり数千円で販売したとみられる。売却された通信回線は、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)に渡った可能性もあるという。 5人とは別のいわき市の女性から県警にメールで相談があり、発覚した。男から押収したUSBメモリーからは、海外の掲示板サイトから入手したとみられるID、パスワードなどのアカウント情報約12万件が見つかった。男はアカウント情報が実際に使用できるか見極めるプログラムや、通信回線を自動で契約するプログラムも自作していた。 県警はほかにも事件に関与した人物が少なくとも1人はいるとみて調べている。福島署は県警サイバー犯罪対策課と捜査した。

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