「女帝といっていい」東京女子医大の元理事長逮捕 岩本絹子容疑者の“金への執着心”とは?「ブランド品好む」「派手」などの証言も…

東京女子医科大学の元理事長・岩本絹子容疑者(78)が、大学に約1億1700万円の損害を与えた背任の疑いで、13日に逮捕されました。 岩本容疑者は、大学の新校舎建設を巡り、非常勤職員だった建築士に対し、給与とは別に“実体のない”アドバイザー業務に対する報酬として、約1億1700万円を振り込ませ大学に損害を与えた背任の疑いが持たれており、捜査関係者によると、建築士に支払われた金の一部が岩本容疑者にキックバックされ、私的に使われていたとみられています。 東京女子医大の創立者の一族であり、卒業生でもあるという岩本容疑者。 民間病院やクリニック開業などを経て、2014年、大学の副理事長に。そして、2019年、大学のトップである理事長に就任しました。 就任時、大学の財政状況は厳しく、患者数も減少していたため、岩本容疑者が進めたのは、「経営の抜本改革」。 しかし、職員の給与やボーナスの削減、定期昇給停止だけでなく、採算性を理由にPICU(小児集中治療室)を閉鎖するなど、強引すぎるコストカットに職員たちからは反発の声も…。 2024年3月、勤務実態のない職員に、大学の同窓会組織「至誠会」から不正に給与が支払われていた容疑で警察が家宅捜索した際には、職員への説明会で疑惑を否定。 その際、調査を行った第三者委員会は、岩本容疑者を「金銭に対する強い執着心がみてとれる」と表現していました。

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