埼玉県飯能市の山林で女性(当時91)の遺体が見つかった事件で、埼玉県警は8日、ベトナム国籍で住居不定の無職ファム・カオ・リエン・コン容疑者(33)=住居侵入と死体遺棄罪で起訴=を強盗殺人と女性宅への住居侵入の疑いで再逮捕し、発表した。ファム容疑者は、窃盗目的で女性宅に侵入して女性を殺害したことは認める一方、「最初から車を奪うつもりはなく、逃げる手段として車に乗った」などと供述し、容疑を一部否認しているという。 捜査1課によると、ファム容疑者は7月29日、埼玉県入間市の丸山絹子さんの自宅へ侵入。同日午後4時20分~午後11時5分ごろ、デイサービスから帰宅した丸山さんと居合わせた際に首を両手で絞めるなどして窒息死させ、丸山さん宅から息子名義の乗用車とエンジンキーを盗んだ疑いがある。ファム容疑者は調べに対し「被害者から車のかぎを奪ったのではなく、被害者が私に車のかぎを渡した」などとも話しているという。 起訴状などによると、ファム容疑者は7月29~30日、丸山さん宅にあった丸山さんの息子名義の車で遺体を運び出して飯能市の山林に遺棄したとされる。県警によると、遺体は8月1日夜、別の民家への住居侵入容疑で逮捕されていたファム容疑者の供述に基づき見つかった。(原野百々恵)