韓国・美容室の凶器切りつけ…「利用後に皮膚炎」主張の80代被告に懲役20年求刑

【09月17日 KOREA WAVE】韓国南東部・慶尚南道巨済(コジェ)市の美容室で7月、店員らが刃物で襲われ重傷を負った事件の公判があり、検察側は殺人未遂などの罪に問われた80代の無職の男に対し、懲役20年を求刑した。男は捜査段階で「過去に店を利用した後に皮膚炎を発症し、恨みがあった」などと供述していたが、重傷を負った被害女性がSNSを通じて「一度も来店したことのない面識のない人物で、事実無根」と反論。一方的な動機や誤情報がインターネット上に拡散したことで、さらなる二次被害を受けていると窮状を訴えた。 事件は7月2日、巨済市の美容室で発生した。男は自宅のある光州から凶器を準備して現地を訪れ、店で働く女性(全治6週間の重傷)と、居合わせた40代の男性客(全治8週間の重傷)を切りつけたとして現行犯逮捕された。 今月7日に開かれた論告求刑公判で、検察側は「事前に凶器を準備して遠方から移動するなど計画的な犯行であるにもかかわらず、突発的なものだったと主張し反省の態度が見られない」と厳しく指摘。懲役20年に加え、10年間の位置把握電子装置(電子足輪)の装着命令を裁判所に求めた。男は「酒に酔って理性を失っただけで殺意はなかった」と主張している。 こうした被告側の言い分に対し、被害女性は11日、「加害者の主張は全くのでたらめで、母が20年以上営む店に一度も来たことがない」と投稿。犯行時、店内に複数の人がいた間は通り過ぎ、女性が1人きりになった隙を狙って入店直後にいきなり切りかかってきたと当時の状況を説明した。 女性は腹部や腕などに重傷を負い、集中治療室での治療や血管塞栓術、腕の神経手術を受けたが、現在も右手が動かず後遺障害が残る可能性があるという。女性は「多額の医療費を抱えるなか、被告の身勝手な供述や店を巡るデマが広まり客足が途絶えるなど、母の生活基盤まで脅かされている」と精神的な苦痛を訴えている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加