無許可で盛り土疑い 千葉県警、社長ら3人逮捕 9月の台風崩落地では指導

市原市で千葉県の許可を得ずに面積3千平方メートル以上の盛り土を造成したなどとして、千葉県警は7日、県残土条例違反の疑いで土木会社「三和商会」(同市)の社長(47)=木更津市=ら3人を逮捕した。捜査関係者によると、同容疑者は9月の台風25号で崩落した袖ケ浦市の盛り土を無許可で造成したとして、土砂の搬入をやめるよう行政指導を受けていた。 他に逮捕されたのは、木更津市の会社員(60)と市原市の建設業(59)。 社長の容疑者は昨年4月22日~11月11日ごろ、市原市西国吉の民有地で、無許可で1万平方メートル以上の広さに土砂を埋め立てた上、県から今年2月10日までに全てを撤去するよう行政処分を受けていたが、必要な措置を講じなかった疑いが持たれている。 会社員の容疑者は現場責任者として埋め立て行為で共謀したとされる。建設業の容疑者は昨年9月13日~10月21日ごろ、ダンプで計約326立方メートルの土砂を搬入したほう助の疑いがある。県警生活経済課は3人の認否を明らかにしていない。 県ヤード・残土対策課によると、2024年12月~昨年11月に土砂が搬入された。同10月時点で約1万2千平方メートルに約6万9200立方メートル埋め立てられ、高さは最大約19メートルに及んだ。県は同11月27日、撤去を命じる行政処分を出し、履行期日後に3度催告。社長の容疑者は「すぐには無理だ」などと説明し、命令に応じなかったという。 同社を巡っては、市原市内の別の2カ所でも市残土条例に基づく措置命令が出されている。台風25号では少なくとも県内4カ所で人家や倉庫に被害が出る盛り土崩落が発生。捜査関係者によると、そのうち袖ケ浦市の1カ所の盛り土は同社が無許可で搬入したとみられ、県と市が行政指導を行っている。(本紙・千葉日報オンラインでは容疑者実名)(渡辺翔太)

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