「詐欺撲滅」をかかげ、相手のもとへ乗り込む動画で支持を集めてきたYouTuberのKENZO。チャンネル登録者103万人の発信者が、今度は自らの動画をめぐり逮捕された。 京都府警左京署は10月14日「KENZO 新宿109」として活動する池田実貴容疑者を、名誉毀損の疑いで逮捕した。報道によると、2025年6月、京都市の不動産会社の元代表だった男性について「詐欺師」などとする字幕をつけた動画を投稿し、名誉を傷つけた疑いが持たれている。「問題の動画は、株式譲渡をめぐる話し合いを撮影し、会社を譲り受けた側の主張をもとに、元代表らを問い詰める内容です。KENZO氏は調べに対し、『弁護士と話してから話す』と供述しているそうです。元代表は動画投稿の翌月に亡くなり、母親が告訴していました。ともに活動してきたフナイム氏は、Xで『正直、今回の逮捕は残念でなりません』と投稿し、KENZO氏の活動で被害者が救われる場面も見てきたとして、捜査の行方を見守る姿勢を示しました」(芸能担当記者) 逮捕報道を受け、Xでは、突撃動画の手法やそれを楽しむ視聴者のあり方に疑問を示す声があがった。《この人のYouTube見てる分には面白いけど やられてる側はたまらないだろうな》《YouTubeはこういうのがまかり通っちゃうからね》 KENZOは2025年7月、動画活動で培った経験を生かす新事業として、探偵事務所の設立を発表していた。「KENZO氏は、約5年間の活動で培った尾行や情報収集の能力を探偵事務所の強みにあげ、浮気・不倫調査から企業の取引先調査まで請け負うと説明していました。動画で相手を追い詰めてきた実績が、調査をまかせる際の信用にもなると考えていたのでしょう」(前出・芸能担当記者) 本人は、2025年3月公開の「日刊SPA!」のインタビューで、撮影のために法律や判例を学んだと語り、相手をあおる演出が視聴者に好評だったと振り返りつつ、現在は法律をより意識して、慎重に動いていると話していた。さらに、正義のヒーローに見えすぎないよう意識し、相手の言い分も聞き、正義を押しつけない姿勢を心がけているとも語っていた。「法律を意識して慎重に」と語っていたKENZOだが、内容は、その言葉に見合うものだったのかが問われている。