詐欺でだまし取ったおよそ3000万円を資金洗浄、いわゆるマネーロンダリングしたとして逮捕されたベトナム国籍の女が、山形県内の企業が去年相次いで被害に遭った詐欺事件にも関与しているとみられることが分かりました。組織犯罪処罰法違反などの疑いで逮捕されたのは、ベトナム国籍のグエン・ティ・フオン容疑者(34)です。警察の調べによりますと、グエン容疑者は去年3月、仲間と共謀して管理していた銀行口座から、合わせておよそ3000万円をベトナムに拠点を持つマネーロンダリンググループの口座に不正に送金させた疑いが持たれています。このグループは、金融機関を装った電話で偽のサイトに誘導する「ボイスフィッシング」と呼ばれる手口で、被害に遭った企業の口座情報などを不正に入手したとみられています。また、警察によりますと、ベトナム当局がグループの7人を現地で逮捕していて、指示役はベトナム国内にいたということです。県内では去年3月、山形銀行の行員を装った電話などで、長井市の山形鉄道を含む複数の企業が現金をだまし取られ、合わせて9億1200万円あまりの被害が出ました。警察は、グエン容疑者らベトナム人のグループが県内の詐欺事件にも関与したとみて捜査しています。