【サンパウロ 10月18日 19:44】 ブラジル大統領選決選投票まで1週間となった18日(日)、フラヴィオ・ボウソナーロ候補(自由党/PL)は、サンパウロ中心部のパウリスタ大通りで行われた集会に参加した。演説の中で彼は、父であるジャイール・ボウソナーロ(PL、元大統領)が、自身が当選した場合には就任式に出席すると改めて述べ、ブラジリアの自宅に拘束され、自宅禁錮刑に服している父への恩赦に言及するかのような発言を行った。「皆さんは、ジャイール・メシアス・ボウソナーロが共和国大統領の襷を息子にかける姿を見ることになる」と語った。フラヴィオ候補はさらに、最高裁判所(STF)の判事として、人工妊娠中絶と薬物に反対する立場の人物4名を指名する意向を示した。また、同日20時にTVバンドで予定されている討論会で、PT候補のルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ大統領と対峙すると述べた。「私は心を込めて、ブラジルの家族一人ひとりに語りかけます。ブラジルには今、大統領がいません。しかし、それもあと少しです。フラヴィオ・ボウソナーロがやって来るのです」集会では、支持者らが旗やスローガン入りのプラカードを掲げたほか、「Trump nuke Brazil(トランプよ、ブラジルに核爆弾を落とせ)」と書かれた巨大なミサイルの空気模型が持ち込まれた。これは米国のドナルド・トランプ大統領への言及とみられる。看護技術者のハイナラ・アントゥ二ス・ジ・オリヴェイラさん(27)は集会に参加し、運動を大きくし、人数を示すことで代表性を示すことが重要だと語った。彼女は、フェイクニュースや人々を不安にさせる情報の影響で、フラヴィオ・ボウソナーロ候補が敗れる可能性もあると見ている。「私は彼に投票します。ずっと厳しい法律に賛成してきましたし、犯罪に覆われたこの国の解決策は、人々が逮捕を恐れるように厳しくすることだと信じています。経済も今のままでは機能していませんし、彼が赤字を解消し、財源を生み出す方法に賛成です」と述べた。また、元公務員のジョゼー・ハファエウ・パスコアウさん(84)は、労働者党(PT)政権に疲れたと語り、ブラジルは遅れており、本来なら世界有数の大国になれるはずだと主張した。「貧困の話ばかりだ。私たちは進歩を見なければならない。特に若者に機会を与えることが重要だ」と話した。(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)