カルテで一人暮らし選別か、入院患者宅で侵入盗容疑 元看護師を逮捕

一人暮らしの入院患者の自宅に侵入して貴金属類を盗んだとして、長野県警佐久署は21日、佐久市の元看護師の男(29)を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕し、発表した。黙秘しているという。 容疑者の男は、同様の事件をめぐり、すでに窃盗や窃盗未遂などの容疑で3回逮捕されている。 署によると、男は8月23日ごろ、佐久総合病院佐久医療センター(佐久市)に入院中の御代田町の90代女性宅に侵入しネックレスなど13点(時価総額84万円相当)を盗んだ疑いがある。盗んだ貴金属類は東信地方の買い取り店に売却していたという。■ギャンブルの借金返済に充当か 男は8月4~22日にも、佐久市内の住宅3軒に侵入。現金209万円やネックレスを盗んだり、金品を発見できずそのまま逃げたりした疑いがある。被害にあったのはいずれも同医療センターに入院中の一人暮らしの80代の男女計3人という。 男は、患者のカルテ情報から一人暮らしの入院患者を選んでいたという。いずれも自身の担当患者ではなかった。盗んだ現金などはギャンブルによる借金の返済などに充てていたという。 佐久総合病院によると、看護師は患者の電子カルテを自由に閲覧できる立場だった。月1回、無作為に患者のカルテを抽出して担当者以外の閲覧がないかチェックしているというが、被害に遭った患者のカルテはチェックをすり抜けていたという。同病院は「ご迷惑ご心配をおかけして申し訳ない。個人情報の管理を徹底していく」とコメントしている。(塩原賢)

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