「家に金塊を置くのは危険だ」60代男性が金地金2億7206万円相当だまし取られる 被害額はことし県内最大《新潟》

郵便局員を名乗る男からの電話などを信用した男性が、金地金約2億7206万円相当をだまし取られる被害がありました。被害額はことし県警が認知した1人当たりの被害額としては最大で、警察は特殊詐欺事件として捜査しています。被害にあったのは中越地方に住む60代の男性です。警察によりますと、ことし7月、男性宅の固定電話に東京都の郵便局員を名乗る男から「あなた宛ての郵便物から違法薬物が出た」と電話がありました。その後、警視庁の警察官を名乗る男から、メッセージアプリの音声通話で「違法薬物以外の事件でもあなたの口座が犯罪に使用されている。逮捕状と資産凍結状が出ているが、あなたの預金を動かすことで、口座に不審な流れがないかを確認し、検事に身の潔白を証明する必要がある」などと言われました。話を信じた男性は指示されるがまま、自身の預金などで金地金を購入したということです。その後、警視庁の警察官を名乗る男から、「家に金塊を置くのは危険だ。トクリュウなどに狙われると危険なので、警察で預かる」と言われ、8月中旬から9月下旬までの間に、男性は自宅付近の会社の敷地に置くよう指示され、4回にわたって屋外の指定場所に金地金を置き、何者かに合わせて約2億7206万円相当の金地金をだましとられていました。その後、数週間経って相手と連絡がとれなくなったことを不審に思った男性が、AIに質問するなどしインターネットで検索したところ詐欺を疑い110番通報、被害が発覚しました。警察はメッセージアプリを使って犯罪捜査を行うことはなく、また身の潔白を証明させるため、口座にお金を振り込ませる、証券を売却させる、金地金を購入させたり、メッセージアプリで定時連絡したりするなどは絶対にないとしています。警察官などを名乗る者から電話などで「捜査の対象になっている」「在宅起訴される」「資産はどのくらいある?」や「お金の話」が出たら、詐欺を疑って警察へ相談してほしいと呼び掛けています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加