大分大学におよそ3400万円の損害を与えた背任の疑いで逮捕された元教授の男が、10月28日送検されました。共謀したとされる医療法人側からは、元教授が所属する任意団体に資金が入金されていたことが分かり、警察が実態を調べています。背任の疑いで送検されたのは大分大学医学部の元教授で医師の村上和成容疑者(68)です。村上容疑者は消化器内科の教授だった2022年4月からの1年間、自身が理事を務める医療法人の理事長と共謀。大学の設備を使って病理標本4500件余りを作製し、費用およそ3400万円の支払いを免除させて大学に損害を与えた疑いが持たれています。捜査関係者によりますと、標本の作製費用は村上容疑者の判断で免除され、診療所での診断に使われていたということです。大学側は当時この事実を把握しておらず、その後警察に告訴し、今年9月に受理されていました。また、共謀した医療法人は村上容疑者が所属する任意団体に資金を振り込んでいたことが分かっていて、警察は資金の流れと事件との関連を調べています。