30日に行われた衆議院内閣委員会で、共産党の辰巳孝太郎議員が中司宏規制改革担当大臣の過去の「収賄裏金疑惑」について追及した。元枚方市議の著書や週刊誌が報じた音声データをめぐる質疑で、中司大臣の答弁に対して辰巳氏が「ふふっ」と失笑し、「全く意味不明の答弁だ」「何ごまかしてはるんですか?」と問い詰める場面があった。 焦点となったのは、過去に中司氏とともに談合事件で逮捕・有罪判決を受けた初田豊三郎氏(元枚方市議・大阪府議)が2020年に自費出版した著書『理不尽』と、両者の会話とされる音声データだ。 辰巳氏はまず、初田氏が著書の中で「大臣に裏金を渡していた」と記述している点を取り上げ、事実でないなら名誉毀損で提訴しないのかとただした。中司大臣が「自分自身の活動に専念したいと考え、法的措置は取っていない」と答弁すると、辰巳氏は「ふふっ」と失笑し、「全く意味不明の答弁だと言わざるを得ない」と述べた。 続いて辰巳氏は、週刊現代が報じた音声データについて質問。「表に出せない金をもらいながら成長を進めてきた」と語る初田氏に対し、中司氏が「うん」と応じている点について見解を求めた。中司大臣は「音声の中で私のお頷く声は、相手の話を傾聴する相づちであり、肯定する意図で発したものではない」と説明。辰巳氏は「もういいです、もういいです。もうその答弁は聞き飽きているんですよ」と発言した。 さらに辰巳氏は、中司大臣本人が金額に言及しているとされる箇所を読み上げた。『悪いけどな、そこんとこな、俺その時に実際に記憶に残ってるのは、400万を○○ちゃんからやと、本当は2対2やけれども、多分そうやと思う。2やけど、1しかできへんからあと俺は借りとくわな。なんかそういう言い方やったな』という発言を挙げ、「この400万円は何の金の話をしているのか」と問うた。 中司大臣が「それは初田氏の発言というところで出ているものではないか」と答えると、辰巳氏は自席から「違います」と即座に否定。指名された上で「今申し上げたのは大臣の発言です。400万、何の金ですか」と迫った。中司大臣が「400万というのは、私は理解をしておりません」と答弁すると、辰巳氏は自席から「理解ってなんですか? 発言されていますよ」と声を上げた。 中司大臣が「初田さんが言われたことに対して『そうではない』という意味の発言だ」と釈明したのに対し、辰巳氏は再度音声を読み上げ、「大臣自身が発言している。何の金なのか」と重ねて追及した。中司大臣が「別の方からのものについて混同されているのではないか」と述べると、これに対し辰巳氏は「初田氏が混同している部分をあなたが訂正して発言を繰り返している。何ごまかしてはるんですか?」と追及した。(ABEMA NEWS)