東京都立六本木高校で1年生の女子生徒(16)が包丁で刺された事件で、警視庁少年事件課は2日、殺人未遂容疑で逮捕された同級生の少女(16)が「10月中旬に政治的な話題で口論になった。(女子生徒から)『もう好きにはなれない』と言われた」と供述していると明らかにした。警視庁は、少女が相手との関係に悩み、思い詰めたことが背景にあるとみている。 警視庁や捜査関係者によると、2人は入学直後に友人関係になり、少女が女子生徒の自宅に泊まりに行くこともあった。しかし口論を機に関係が壊れたといい、少女は「女子生徒が自分から離れていく不安から、次第に一緒に死にたいと思うようになった」とも話している。 事件当日の10月30日は文化祭の初日で、少女は、3階図書室で女子生徒に「もう好きにはなれない」と言われて通学バッグに入れていた2本の包丁のうち1本を取り出したと説明している。女子生徒は脇腹や肩を刺されて軽傷を負ったほか、強い精神的ショックを受けているという。 警視庁は1日、少女を殺人未遂と銃刀法違反容疑で東京地検に送検した。【洪玟香】