神奈川県川崎市が発注した工事の入札をめぐる官製談合事件で、工事の予定価格を入手したとして市の元職員の男が書類送検されました。この事件は、川崎市が2024年に発注した塗装・防水工事の一般競争入札をめぐり、市の元職員に非公表の工事価格を漏らした疑いで、まちづくり局担当部長の関口隆雄容疑者が逮捕・送検されたものです。捜査関係者によりますと警察は5日、関口容疑者から工事価格を入手し公正な入札を妨害したとして、この元職員を書類送検したということです。元職員は、「川崎塗装業協会」の事務局長で、当時、工事の計画などを担当する「施設整備部」の部長だった関口容疑者に働きかけて、価格の情報を得たあと、別の業者にも伝え、協会内で入札に応募する業者を調整したとみられるということです。警察はこれまでの工事の入札でも市やおよそ15社が関与して不正がくり返されたとみて、実態を調べています。