さいたま市の住宅で発生した男4人組による強盗傷害事件で奪われたクレジットカードを使い、貴金属をだまし取ったとして、大学生の男を再逮捕しました。 詐欺の疑いで再逮捕されたのは、埼玉県春日部市の大学3年生・近藤俊浄容疑者(21)です。 近藤容疑者は先月18日、他人のクレジットカードを使い、金製のロープチェーンリング2点あわせておよそ2万8000円をだまし取った疑いがもたれています。 警察によりますと、近藤容疑者が使用したクレジットカードは、犯行直前にさいたま市西区の住宅で起きた男4人組による強盗傷害事件で奪われたものだということです。 この強盗傷害事件をめぐっては、実行役の男4人がすでに逮捕されています。 捜査関係者によりますと、近藤容疑者は事件後、被害品のクレジットカード2枚を実行役から直接受け取り、そのまま春日部市内のディスカウントストアに向かい、そのうち1枚を使って犯行に及んだということです。 近藤容疑者は事件の2日後、同様の手口で現金を引き出そうとして、すでに逮捕されていました。 取り調べに対して、近藤容疑者は容疑を認めていて、警察は首都圏で相次いでいる一連の強盗事件との関連を捜査しています。