岩手県内などに住む高齢者と住宅の修繕の契約を結ぶ際、「火災保険を使えば自己負担がなくなる」などとうそを伝えたとして、県警は東京のリフォーム会社の代表ら4人を1月28日に逮捕しました。 特定商取引法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都渋谷区の住宅リフォーム会社「ASLES」の代表取締役の男とこの会社の社員の男ら合わせて4人です。 代表取締役の男ら4人は、2023年4月から約4カ月にわたり、岩手県と青森県に住む70代の男女5人に対し、経年劣化が進んだ屋根などを修繕する契約の際、「火災保険を使えば自己負担なしで工事できる」などとうそをつき、架空の会社名を記した書面を交付した疑いが持たれています。 県警によりますと、実際は保険は適用外なのに、話に乗せられて高額の契約に至ったケースがあったほか、「クーリングオフに応じてくれない」などの相談も寄せられていたということです。 県警によりますと、この会社は2023年9月までの2年7カ月で、約3000件の契約を取り付けていて、全国で13億円、岩手県内で1億7000万円の売り上げがあったということです。 県警は4人の認否を明らかにしていません。