中国大使館の元書記官で中国籍の男ら2人が、国から新型コロナの休業給付金をだまし取ったとして、逮捕されたことがわかりました。公安部は、けさから都内の関係先などを家宅捜索しています。 捜査関係者によりますと、詐欺の疑いで逮捕されたのは、元中国大使館3等書記官で中華料理店などを営む会社社長・徐耀華容疑者(62)と、店の元従業員・小島敬太容疑者(28)です。 徐容疑者らは2020年から2022年にかけ、店が休業していないにもかかわらず国にうその申請をし、休業給付金としてあわせて370万円をだまし取った疑いが持たれています。 記者 「警視庁公安部の捜査員が中華料理店へと入っていきます」 公安部は、けさから徐容疑者が経営する東京・六本木の高級中華料理店などおよそ20か所を家宅捜索しています。 徐容疑者は1986年から1989年まで外交官として中国から日本に派遣され、その後退職し、中華料理店などを経営しています。