職員の名札を名字のみに変更 カスハラ防止に向け3月から 対応マニュアル策定 福島県会津若松市

カスタマーハラスメント(カスハラ)防止に向け福島県会津若松市は3月から、職員の名札の表記を従来のフルネームから名字のみに変更する。対応マニュアルを策定し、組織としての対応を明確にする。7日、市議会総務委員会協議会で示した。 従来の名札は部署、漢字表記のフルネーム、ひらがなとローマ字の読み方を記している。新たな名札では所属の他、ひらがなの名字とローマ字の読み方のみにした。 対応マニュアルではカスハラの定義を①行政サービス利用者からのクレームや言動のうち、要求が著しく妥当性を欠く②要求が妥当であっても、実現するための手段・態様が社会通念上不適切で、職員の勤務環境が害される―とした。 カスハラに該当するのは①暴行や傷害など身体的な攻撃を含む刑法に違反する行為②大声でのどう喝や交流サイト(SNS)の投稿などで市や職員の信用を傷つける刑法に違反する恐れがある好意③不当な金銭や謝罪文の要求など社会規範を逸脱した行為―などと定めた。

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