俳優の横浜流星が主演を務める、大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)の第6回「鱗剥がれた『節用集』」が、9日に放送された。以下、ネタバレを含みます。 放送100年を迎える2025年は、日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、ときに“お上”に目をつけられても“面白さ”を追求し続けた人物“蔦重”こと、蔦屋重三郎が主人公。親なし、金なし、画才なし……ないないづくしの“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快楽児・蔦重は、文化隆盛の江戸時代中期に喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝を見出し、日本史史上最大の謎の一つ“東洲斎写楽”を世に送り出す。脚本は森下佳子氏が担当。江戸時代の版元で浮世絵師の喜多川歌麿や葛飾北斎を世に出したことで知られる蔦屋重三郎の生涯を描く。 第6回は、蔦重(横浜流星)は、吉原細見だけでなく挿絵入りの青本を作ろうと、鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)と共にアイデアを考え、ネタ集めに奔走する。そんな中、須原屋(里見浩太朗)から『節用集』の偽版が出回っていると聞き、蔦重の中に、ある疑念が生じる…。一方江戸城内では、松平武元(石坂浩二)が莫大な費用がかかる日光社参を提案する。田沼意次(渡辺謙)は、予算の無駄遣いを理由に、徳川家治(眞島秀和)に中止を訴えるが…というストーリーだった。 ラストには、駆けつけた長谷川平蔵(中村隼人)が大量の海賊版「新増早引節用集」を発見し、偽版の罪で鱗形屋を捕まえた。視聴者からは「鱗形屋はこのまま退場しちまうんか?」「蔦重、鱗形屋にいわれなき恨みを買っちまった。こういう形、カモ平が再登場とは」「悪いことしたけど、鱗形屋のみなさんはただ働いてた。大事な仕事場でみんなの生きる場所だったんだよな…」「鱗形屋 逆恨みも甚だしい」「鬼の平蔵が仕事した!」「これから蔦重のターン!」などの声が寄せられている。