「白トラ」疑い4人逮捕 アスファルト合材を有償で運搬、2社で利益2億円得たか

国の許可なく白ナンバーのトラックで運送業を営む「白トラ」行為をしたとして、警視庁小松川署は貨物自動車運送事業法違反の疑いで、東京都江戸川区西瑞江、「金井興業」経営、金井亮介容疑者(52)と、同区南葛西、「島興業」経営、島義隆容疑者(61)ら4人を逮捕し、13日、法人としての2社を書類送検した。署は検察に起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。 他に逮捕されたのは、江東区南砂、「小松土木」経営、小松光伸容疑者(52)と同区東砂、同社役員、石田眞二郎容疑者(55)。 小松川署によると、金井興業と島興業は、小松土木から運送の依頼を受け、無許可でアスファルト合材などの運送を行っていた。令和3~6年で、金井興業と島興業は合わせて約2億円の利益を上げ、小松土木も仲介料として5200万円ほど利益を得ていたとみられる。4人はいずれも「会社の利益を上げるためにした」などと容疑を認めている。 令和5年8月に警視庁に「白トラの取り締まりをお願いしたい」との情報提供があり、署などが捜査していた。 逮捕容疑は共謀し、国の許可を得ずに荷主の依頼に応じ、令和6年1月15日~7月19日、江東区などで荷物を有償で運搬し、一般貨物自動車運送事業を経営したとしている。

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